こくごな生活

国語や法律のソフトな考察を中心とした日常雑記録

受験勉強一般

司法試験受験経験者が語る「漫画で分かる」系の参考書の注意点

こんにちは。 僕はこれまで司法試験・行政書士などの国家試験をはじめ、比較的多くの試験を受けてきました。 結果的には司法試験は失敗し行政書士には合格ということで、「この業界」では凡人以下のレベルではありますが、平均的な人間よりは参考書と名の付…

国語の勉強法を具体的に解析する~国語力というあいまいな言葉に惑わされないために~

こんにちは。 国語を教えていると「国語力を上げるにはどうしたらいいのか」という質問を受けるときがあります。 ネットをみても「国語力を上げるための勉強法」といった内容を解説したコンテンツが散見されますね。それだけ国語力を上げることに興味がある…

10年勉強しても司法試験に受からなかった奴がその難しさを語る ~論文編②~

こんにちは。 司法試験に失敗した僕が、その難しさを愚痴る記事の3回目です。 ひとまずこのシリーズは最終回としたいと思います。 今回は、前回に引き続いて論文の難しさについてです。 前回では、何が問題なのかわからないので書くことに困る、または書い…

10年勉強しても司法試験に受からなかった奴がその難しさを語る ~論文編①~

こんにちは。 前回に引き続き司法試験の難しさについて語っていきます。bigwestern.hatenablog.com 前回は、知識習得の大変さについての記事でしたが、今回は論文試験についてです。 司法試験の論文では、試験会場で六法全書を参照できます。 つまり条文の知…

10年勉強しても司法試験に受からなかった奴がその難しさを語る ~知識習得編~

こんにちは。 このブログの読者様はご存知かもしれませんが、僕は司法試験受験生でした。 結果はというと、大学在学中から受験し始めて10年たっても不合格。 流石にこれ以上続けるのは無理と考え断念。そのまま今に至っています。 今回は、なぜ僕がそれほ…

国語講師経験者が教える古文単語の覚え方~丸暗記しても役に立たない! 言葉の「根っこ」を掴むこと~

こんにちは。 今回は古典の話です。 国語を教えていると、古典が嫌いという人を多くみかけます。僕は高校時代から古典が嫌いではなかったのですが、嫌いな人との違いって何なんだろう、と考えたことがあります。 その答えは様々でしょうが、僕なりの答えとし…

国語の長文読解問題・作文演習は不要なのか?~水島醉氏の3つのルールと方法に思う~

こんにちは。 今回は長文読解問題演習のあり方についてのおはなしです。 以前僕は、読書をしたからといって必ずしも読解力がつくわけではない、むしろ長文読解問題の演習が有益という持論を展開しました。 bigwestern.hatenablog.com この件に関して、先日あ…

「学校の勉強なんてくだらないことやってていいの?」と思ってしまった人へ

こんにちは。 今回は、学校の勉強に関する本質論みたいな話です。 「なぜ学校で勉強しなくてはならないか」 このテーマだけで立派な教育者により執筆された本が何冊も出ていますし、今更僕なんかが論じることでもないのかもしれませんが、こんな切り口の説明…

東京都立高校入試 作文問題における「筆者の主張」の捉え方

こんにちは。 僕は普段、中学生の作文を採点することが多いのですが、そのときによく感じるのが 筆者の主張が捉えられている作文が非常に少ない ということです。 東京都立高校の入試でも、筆者の主張が捉えられているかどうかは非常に重要なポイントです。…

長文読解等の勉強では参考書のマニュアルの「信者」になってはいけない

こんにちは。 今回は参考書の「マニュアル」の使い方についてです。 僕の受験時代もそうでしたけど、勉強しているとマニュアルというまとまった形で解答方法を伝授してくれると、受験生は安心しますよね。 しかし、このマニュアルというのはクセモノです。 …

平成30年度東京都立高校入試作文問題の解説

こんにちは。 最近、東京都立高校作文入試問題に関する記事のアクセスが伸びています。 高校入試受験関係者のみなさんが、年明けになったということで、作文問題に関心を高めていることの表れかもしれません。 そんなわけで最近検討をサボっていた東京都の作…

勉強を教える人間は どこまで高学歴であるべきか?

こんにちは、今回は学習一般のテーマでいきます。 国語関連の記事を書いていると、他の教育関連ブログを拝見することも少なくありません。そんなとき「現役東大合格者が明かす~勉強法」とか「センター試験で○○点取った受験生が明かす~」みたいなタイトルが…

平成30年度センター試験・国語第2問の問題文を講義風解説

こんにちは。 前回、平成30年度センター試験・国語第1問の解説をしていきましたので、引き続き第2問の問題文を見ていきましょう。 bigwestern.hatenablog.com 第2問は小説ですね。 出典は井上荒野の「キュウリいろいろ」 文庫本「キャベツ炒めに捧ぐ」に掲載…

堀江貴文氏のセリフ「東大は行くことではなく合格することに意味がある」の捉え方

ご訪問ありがとうございます。 さて、今年度のセンター試験が終わりましたね。 今年のセンター試験といえば、あの堀江貴文氏と若手芸人が揃って東大を目指していることで、一部で話題になってます。「ドラゴン桜」の堀江バージョンという感じの企画でしょう…

「作問者目線」から平成30年度センター試験国語第1問を解説してみる

※予め断っておきますが、私はセンター試験の作問者ではありません。 こんにちは、ご訪問ありがとうございます。 今回は、平成30年度センター試験(国語)の第1問を設問ごとに見ていきましょう。 本文の解説については、以下の記事を参照してください。 bigwe…

平成30年センター試験・国語第1問の問題文を講義風解説

こんにちは。 今回は、前回のセンター試験の話題の続行です。 bigwestern.hatenablog.com 前回僕が解いてみた平成30年度のセンター試験国語について、今度は具体的に第1問の本文を見ていくことにします。 問題文はこちら https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.p…

10年ぶりにセンター試験(平成30年度・国語)を解いてみた結果と感想

こんにちは。 もうすぐセンター試験ですね。 普段、偉そうに国語のことについて云々している僕も、実践感覚を忘れてはいけないと思い、これを機に平成30年度のセンター試験問題を解いてみましたよ。もちろん制限時間内です。 一応、問題のリンクも張っておき…

「学校の現代文の授業って受験に役立つの?」 と聞かれたらどう答えます?

こんにちは、ぽちです。 国語というのは正体不明なものです。 特に現代文は古典・漢文と違って明確な体系もなければ覚えるべき法則もありません。 でも、あるいは学習塾ならば、受験に特化した問題を解くことで実践感覚を身に着ける等、ある程度は勉強の形が…

平成28年度東京都立高校入試の作文問題の解説

前回、平成29年度東京都立高校入試の作文問題を検討してみました。 1度だけでは作文問題のアプローチについてなかなかイメージが湧かないと思いますので、今回は1年遡って平成28年度の問題を検討してみましょう。 問題はこちら http://www.kyoiku.metro.toky…

平成29年度東京都立高校入試作文問題の解説

前回、東京都では本文の内容を踏まえて作文を書くことが大事だと記しました。 今回は実際に平成29年度の問題でそれを実践してみましょう。 問題文を直接ここに添付するのは著作権法上問題があるので、以下にリンクを張っておくので必要に応じて参照してくだ…

平成29年度東京都立高校入試作文問題の解説

前回、東京都では本文の内容を踏まえて作文を書くことが大事だと記しました。 今回は実際に平成29年度の問題でそれを実践してみましょう。 問題文を直接ここに添付するのは著作権法上問題があるので、以下にリンクを張っておくので必要に応じて参照してくだ…

東京都立高校入試の作文問題を分析してみる(一般論)

前回、作文問題の勉強方法について一般論を述べました。 早い話が、作文は独りよがりな勉強になりやすいから気を付けなさいよ、しっかり試験で要求されることを意識しながら勉強しなさいよ、ということですね。 では、実際に試験で何が要求されているのかを…

作文問題の学習法について

前回、作文問題の勉強の必要性について記述しました。 作文問題を勉強するのは無駄ではないよ、ということですね。 では、どんな風に勉強すればいいのでしょう。これも私が以前作成した記事から紹介します。受験直前期にアップする内容としてはふさわしくな…

作文問題の対策の必要性

公立高校入試を中心とした作文問題についても、このブログでいろいろ扱っていくつもりですが、そのまえに、私なりに考える作文問題の対策の必要性について述べていきます。 以下の文章は、私が以前別の機会に作成した文章を加工したものなので、中には今の時…

平成29年度東京都立高校入試の出題趣旨を読む

公立高校入試の時期が近づいてきました。 最終的な入試対策の追い込みで、何かと大変な時期だと思います。健康に気を付けて頑張ってください。 この時期は、暗記系科目の知識詰め込みやら数学の演習やらで手いっぱい。国語なんてやってられない、という人も…

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